一人親方労災特別加入の要件と特徴
一人親方労災特別加入の要件
一人親方の労災特別加入は、以下の要件全てが必要です。
要件１建設業を営む個人・法人の経営者とその同居の家族
- 建設工事の請負を営む経営者。兼業でもOK。
- 法人の役員・個人事業主とその同居の家族従事者のみが労災の特別加入ができます。
- 法人の役員が複数で、労働者なしの場合は、それぞれが一人親方として労災の特別加入ができる。
要件２従業員を常時使用しない。
- 従業員とは、建設現場に従事する現場監督・現場作業員等の労働者をいう。同居の家族は除く。
- 従業員を使用した場合は、年間延べ100日未満の使用であればＯＫ。
要件３加入者の住所地が、以下の8県内にあること。
- 東海
- 愛知県・岐阜県・三重県
- 北陸
- 石川県・福井県・富山県
- 近畿
- 滋賀県
- 信越
- 長野県
要件４労働保険事務組合に事務委託。
- 一人親方団体の労働保険事務組合に加入すること。
- 特別加入申請書（様式34号の８）を労働保険事務組合経由で労働基準監督署へ提出。加入者が、単独で申請はできない。
一人親方労災特別加入の特徴
一人親方の労災保険特別加入の特徴は以下の通りです。
特徴１政府労災だから安心補償・信頼性あり
厚生労働省 都道府県労働基準監督署管轄の労災保険
建設現場で常に求められる定番保険といえば、政府労災特別加入。
特徴２労災特別加入員証提示で、建設現場入場制限なし
建設現場での労災番号の提示を求められたら労災特別加入員証のカードの提示で現場の入場制限はなし。
特徴３けがの治療費は無料、休業・障害・死亡補償つき。
業務中の怪我などの治療費は全額保険負担。
労災事故での入院時には休業補償、障害が残った場合の障害補償、死亡時の葬式費用、遺族補償等保障が充実。
